倒れて… 会社を辞めてしまった
以前の職場が物流倉庫だったので、残業がすごく多く、人数も少なかったため、倒れてしまいました。
人間関係も悩んでいたのもあり、有休をとって休むにつれ、出にくくなりました。
結局辞めてしまい、仕事ばかりしかしていなかったので、趣味や友達もないことに気づき、そのことにも落ち込みました。
しゃべろうとしても、不安で、咳が出てしまうような状態でした。
知り合いのところで紹介してもらった、アルバイトがあったので、収入は少なかったけれど、気持ち的には少し救われました。
温泉や合コンに参加してみた
話すより作業が多かったので、それもありがたかったです。
また収入は少なかったけど、その分時間に余裕があったので、今まで行ったことのない温泉や、友達に誘われて、合コンに参加したりしてみたりしました。
まだまだ心は落ち込んでいたけれど、違う世界で、自分のことを知らないひとがいるのがほっとしました。
けっこう過去の仕事に行けなくなったことを、後ろめたく思っていたように思います。
反省すべき点はあるのですが、落ち込み続けても仕方がないと思います。
楽器との出会い
わたしの場合、食べるのがけっこう好きなので、落ち込んだり、悲しくても、食べることで、少し元気になれました。
あと、ほんの少し残っていた好奇心のおかげで、今とっても大事にしている楽器に出会えました。
体験会に参加した友人の話を聞いて、わたしも弾いてみたいと思ったのがきっかけで、体験会に出かけ、直接体の上に響かせてもらった音の、とりこになりました。
音は、消えるけれど、惜しみなく「今、ここ」を伝えてくれます。
聞いたことのない音だったけど、とても懐かしく心地よい音でした。
「嬉しい」という気持ち
自分でも弾かせてもらって、楽しい時間を過ごしたら、久しく感じていなかった、「嬉しい」という気持ちが蘇りました。
「今年で、一番嬉しいと思いました」とまで言っていました。
ヒーリング楽器でもあるので、きっと必要な音が、必要な場所に届いたのでしょう。
音は振動なので、体の中の細胞を、活性化してくれたのかもしれません。
優しい言葉ももちろん嬉しいですが、時にはそっとしておいて欲しかったり、声掛けしてもらっても頑張れないので、余計に悲しくなったりします。
でも、音は鳴らした分だけ音を返してくれるし、鳴らしているだけで励まされました。
「仲間」
その楽器を買い、仲間が出来たりして、楽しい時間が増えていくにつれ、仕事もなんとか、前より時間が長く働けるところへ行けるようになりました。
やはり、共通の話題で盛り上がれる仲間は、ありがたいと思います。
また絵を描いたりしたのを、褒めてもらったりする機会もあり、自分を褒められてるようで、癒されました。
無理に言葉がけされるより、普通の会話が嬉しいとも思います。
アドバイスというのは恐縮ですが、相手も自分も少しずつしゃべる空気を作ってもらえると、悩んでいる方もほっとして心を開けると思います。