ブラック企業に勤めてしまった
私がうつを発症したのは、俗にうブラック企業に勤めてしまったからでした。
其処での出来事はあまり話したくありませんので、どうかご容赦下さい。
うつになり始めると、不安と恐怖が襲って来るのです。
自分の周りの物が、全て音を立てて崩れ去っていくような感覚です。
仕事を続けるのが苦痛になって行きます。
ついには立てなくなってしまいます。
そんな時には、すぐ病院で診察してもらう事が肝心ですが、薬を処方されても、直に効くわけではありません。
薬の副作用
1.2週間は服用し続けないといけませんし、副作用もあり、自分に合っていない場合もあり、治療は長期に渡ります。
私は飲み続けながら、ブラックに勤務せざるおえない状況でしたので、大変辛い思いをしました。
私の場合は、薬を飲むと睡魔に襲われてしまうので、仕事中の服用は危険でした。
休日に飲むと、ずーっと眠り続ける日々が続きます。
向精神薬なので、一時的には良くなっても、直に不安が押し寄せていました。
根本的には、その不安や恐怖から遠ざかる必要がありますので、辞表を出すのも怖かったのですが、今は思い切って出して良かったと思っています。
通院治療
それからが本当の治療の始まりです。
外にでるのが嫌になり、夜に行動するようにしました。
世間の目がひたすら怖かったです。
一日中TVやパソコンの画面をずーっと見続ける毎日。
病院へ行っては何時間も待たされ、診察3分で薬を渡されるだけ。
別の病院
これでは治療にもならないと、別の病院を幾つか回りました。
その内の1つに、専門外だが話を聞いてくれる先生がいらっしゃいまして、漢方を併用しながら行ったらどうかとのアドバイスを頂き、漢方を服用するようにしました。
ネットで調べて、市内のカウンセラーも回りました。
値段はかなり高いものでしたが、金銭感覚もマヒしていますので、その時は別段高いとは思わず、何度も通い詰めてしまいました。
テニスを再開
そんな私を救ってくれたのがテニスでした。
以前通っていた所へ、思い切って夜に通う事にしたのです。
数年ラケットを振った事がありませんでしたが、通うにつれて段々とタイミングを思い出し、スイートスポットで打てるようになりました。
定期的に運動する事により、ストレスも少しずつですが回復に向かっていきます。
次の仕事も探す必要もありましたが、身体と精神を整える意味でのスポーツは、自分なりに良かったのではないでしょうか。
うつになると、不安を抱えて友人に無性に連絡したくなりますが、私の状態を聞くと、殆どの友人は相手にしてくれませんでした。
本当の友人というのは中々居ないものだと、病気になって初めて気付かされます。
薬も種類を変えて貰って、今は自分に合った種類と量を今も服用し続けています。