ストレスで寝れない
私は現在31歳の男性で、通院歴は9年になります。
完全な社会復帰は、まだ出来ておりません。
私が子供の頃は、まだあまり世の中に浸透している病気でもなく、鬱病とは何か知らないという方が、多かったのではないかと思います。
初めに病院で診察を受けてみようと思ったきっかけは、ストレスで寝れない状況が続き、体力的にもしんどいなと思い始めたからです。
その頃は、いわゆるホストの仕事をしており、生活はもちろん不規則、あまり向いてなかったのか、精神的にも疲弊していたように感じます。
ひたすら家に引きこもり…
病院へ行き、診察でその話をすると、不眠症と軽い鬱状態という診断を受けました。
病名がわかった事により、安心感がありましたが、これからに対する不安も増して来ました。
しばらくはホストを続けたのですが、不眠と鬱が酷くなり退職しました。
その後は自宅で生活保護を受けながらひたすら家に引きこもりの状態が続きました。
酷い時には洗濯や掃除もできず、死ぬ事ばかり考えていました。
自分の事が嫌いになって…
理解してくれる人も周囲におらず、一人で悪い方へ悪い方へばかり考えておりましたので、酷くなる一方でした。
長期間引きこもっていると、やはり他の人間と自分を比べてしまい、余計に落ち込む事もありました。
どうして自分は、こんなにメンタルが弱いんだろうと、自分の事が嫌いになっていました。
年齢的にも、仕事が順調な友達や結婚する友達の情報を得て、ますます自分なんてという気持ちになり、とてもじゃないが、社会復帰をできる状況では無くなってきていました。
しかし、仕事は出来ないが、友達と遊ぶ事に関しては、全くストレスは感じず、いつものようにはしゃいでしまい、そんな自分にも嫌悪感を抱いていました。
ある本との出合い
数年間、その様な生活を続け、ほんの少しではあるが、一歩踏み出せる事が出来るようになるキッカケになったある本と出会いました。
古本屋でふらっと買ってみた心理学の本だったのですが、それを読んでからだいぶ気が楽になり、仕事を探してみようと挑戦する、勇気を与えてくれる本と出会ったのです。
私は元々八方美人で、人から嫌われるのを異常に気にしていたのですが、その本を読んでからは、悩みが無くなり、酷い鬱になる事が無くなりました。
アドラー心理学という心理学の本だったのですが、この本に出会えてよかったと心から感謝していますし、適当に選んだ本で、こんなにも楽に生きる事が出来るのかと感動すら覚えました。
内容は長くなりますので、興味のある方は是非読んで頂けたらと思います。
私の体験談を聞いて欲しい
今は本を参考にして、自分の境遇と、他人や過去の自分との境遇を比べるのをやめ、一日一日生きていられる事を感謝出来るようになり、悩みが無くなりました。
そしたら、自分の事もまだ多少ですが、好きになれそうな変化も起きてきました。
今は、通院は欠かせませんが、普通の生活はできるようになりました。
こんな感じの毎日を送る事が出来れば幸せだし、同じ様な病気で悩んでいらっしゃる方の協力も出来たらいいなと、自分に何ができるか考えております。
だから絶望して自殺しようとしている人は、少しでいいので、私の体験談を聞いて欲しいなと思っています。
いつかはきっとあなたにも、そんな日が訪れるかもしれないからと、同じ病気で悩んでいる方全員に伝えたいです。