「寝ようとしても眠れない」「食事が食事に見えない」
私の体験した(現在進行中)のうつ病は、最初、睡眠障害から現れました。
いつもの時間に布団に入り、寝ようとしても眠れない・・・そんな日々が2週間くらい続きました。
その後、食事が食べられなくなり(食欲がないのとは違い、食事が食事に見えない)ました。
そこで、やっと病院に行き、なにやら知能テストのようなものを受け、軽いうつ病と診断されました。
しかし、私が行った病院は、かなり病気のひどい人が受診していた病院のようで、だから、軽いうつ病だったのかもしれません。
薬を飲んで倒れる…
薬を処方してもらい、飲みましたが、倒れてしまいました。
何度もチャレンジをしましたが、必ず意識を失って倒れてしまいました。
そこから、ドクターショッピングが始まり、今の病院に落ち着くまでに、5か所くらいの病院にいきました。
今の病院で、同じように知能テストみたいなものを受け、確定された病名が、「気分障害(重度うつ病)」でした。
今まで飲んでいた薬をみせると、こんな薬処方されてたの?って言われ、薬は、かなり副作用が強く出るような薬でした。
病名も増えて、薬も増えて…
今では、病名も増えてしまい、「境界性人格障害によるうつ病」、「気分障害(重度うつ病)」になりました。
薬も、前に処方されていた病院の薬からガラッと変わり、抗鬱剤、安定剤、睡眠導入剤、睡眠薬などになりました。
もちろん、薬は少なくはありませんが、この今の薬にたどりつくまでには、3年近くかかりました。
この薬は効かない・・・じゃぁこっちの薬にしようか・・・イライラが収まらない・・・こっちの薬をたしてみようか、などさまざまな試行錯誤がありました。
今でも、日本最強の鎮静剤を飲んでいますが、この間に、予期せぬ出来事がありました。
2人目の妊娠
それは、諦めていた2人目の妊娠です。
本来であれば、薬を全部やめなければならないはずなのですが、母体の安定を優先に考えてくれた産婦人科の先生と、メンタルクリニックの先生が連絡を密にとってくださり、できるだけ薬は減らす方向だけど、最低限の薬は飲むということで落ち着きました。
そのまま薬を飲みながら、妊婦生活を送りました。
私自身、薬を飲みながらには不安もありました。
障害を持って産まれてきたら・・・やちゃんと産まれるかなど不安がありましたが、37週4日で元気に障害もなく産まれてきました。
その後、うつ病が悪化したりして、入退院を繰り返しましたが、メンタルの薬を調整してもらい、現在は安定しています。
しかし、この病気は、治ったということはあまりなく、どん底からは抜け出せたが、再発防止に少量の薬を飲み続け、本当に大丈夫になったら、最終的に薬をやめるという段階をふんでいきます。
私はまだ、強い薬をのんでいるので、減薬できるのはまだまだ先かなと思っています。