うつと診断され病院を転々と
私は21歳の頃にうつと診断され、通院生活が始まりました。
当時、人間関係に悩み、毎日のように頭痛が酷く、とりあえず病院へ行って頭の検査をしてもらい、安心したら治るものだと思っていました。
しかし、精密検査の結果、頭には異常はなく、ほっとした瞬間なぜか涙が止まらなくなり、カウンセリングの先生を紹介してもらいました。
当時うつに対してマイナスなイメージをもっていたため、カウンセリングも受けなくなり、病院を転々としていました。
そこで、はっきりわかったのは、先生との相性は非常に大切だと言う事です。
自分の悩みを真摯に受け止め聞いてくれ、アドバイスをしていただく先生に出会うまで、非常に時間がかかりました。
そして当時は他県で学生生活をしていたため、地元に帰ることとなり、病院を転院することになりました。
現在、精神科専門の大きな病院で、月1回の通院をしています。
自立支援制度を活用し1割負担
私の場合、転職を何度もしていますので、職場での人間関係で体調を崩す事が多いため、まずは就職の際、うつを打ち明けて、理解してもらう事が大切だと先生から言われました。
転職を繰り返すとどうしても生活費の心配ばかりして、それが体調を崩す原因となりやすいため、自立支援制度を利用しました。
本来、診察代や薬代は3割負担ですが、自立支援制度を活用し1割負担となった事で、少しお金に対する負担は軽減されました。
診察の際、先生によく言われることは、食欲はあるか、しっかり睡眠はとれているか、です。
私自身うつと診断される前から生活リズムは悪く、夜更かしや暴飲暴食を繰り返していましたが、しっかり睡眠時間をとる事を心がけ、規則正しい食事を摂る事を努力していると、疲れも和らいでいきました。
また、どうしても食欲が無い場合、食べたら戻しそうな時は、先生にお願いし、胃がスッキリする薬を処方してもらっています。
精神的に楽で健康で長く続けていけるか
さらに、これまで転職を繰り返して、職場に行きたくないと言う時がよくありました。
そんな時、考えていたことは、「とりあえず1日でも行って、ダメだったら辞めれば良い」と言う考えです。
会社に対しては失礼な考えですが、自分の気持ちを改善するには良い方法だと思います。
これまでの経験で、人間関係で悩み体調を崩していたため、現在は体を使う仕事に就いています。
肉体的にきつくても精神的には楽なので、自分に合っていますし、もともと体を鍛える事は好きだったので、続けていけているのだと思います。
就職の際に重要な事は、給与や待遇面もですが、それよりも、いかにうつを理解し受け入れてくれるか、精神的に楽で健康で長く続けていけるかでした。