抗うつ病薬の副作用
薬には必ず副作用があります。
抗うつ薬も同様です。
そして、結構この副作用は日常生活を送るのに影響してきます。
今回は、この抗うつ病薬の副作用ついて記述します。
なお、病状に個人差があるように、副作用にも個人差があります。
下記の副作用が出ない方もいますし、逆に下記にない副作用がでる方もいます。
下記では、私が体験した副作用で、かつ比較的多くのうつ病の患者さんに見られる副作用を記載しておきました。
①眠気
抗うつ薬は、強い眠気が伴います。
日中はかなり眠くなり、仕事にも影響がでます。
また、お出かけのときにも眠くなったりするので、注意が必要な活動や仕事は控えるようにした方がよいと思います。
服用する薬の種類によっては、車の運転を控えるように決められた薬もありまので、薬剤師さんのお話をよく聞いておいた方がいいでしょう。
眠くなりますが、お昼寝をしてしまうと夜の睡眠に影響がでるので、できるだけ眠らないように努力しないといけません。
これが結構辛いです。
主治医からは、コーヒーの摂取はいいと言われていました。
何でもよいと思いますので、自分なりの昼間に寝ないですむ工夫を考えるといいと思います。
②口渇
抗うつ剤の有名な副作用として、口が渇いたり喉が渇いたりします。
私の体験では、一時間で500mlのペットボトル二本分の水分を取ることもありました。
もし、外出する場合は、水筒をもって出かけることをおすすめします。
また、水分をたくさんとるので、その分トイレも近くなります。
これは個人差がありますが、私はトイレが近くなり、外出先のトイレの場所をあらかじめ把握したりしていました。
どの駅ではどこにトイレがあるか、どの電車の種類にはどこにトイレがあるかなどです。
③足のムズムズ
これは、うつ病の症状としても出ますが、薬の副作用でも足がムズムズします。
抗うつ剤の中には、うつ病に対して効果があるけれども、足のムズムズが出やすくなる薬もあります。
そのため、足のムズムズが出やすい方は、ムズムズを抑える頓服薬を医師に頼んで出してもらうか、それとも抗うつ薬の変更を医師と相談することをおすすめします。
④便秘
これもかなり有名な副作用です。
私の場合、便が三日に一回とかざらにありました。
また、便が出ても少量だったり固かったりします。
便秘の副作用が強い場合には、医師に相談して下剤を出してもらう方がいいと思います。
下剤は幸いにも種類がありますので、まずは弱めの下剤から試していって、徐々に自分に合ったものを探すことができます。