かけがえのない恋人の存在

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長期の長時間労働 スケジュールに追われる日々

 

私が鬱になった原因は、長期にわたる長時間労働からでした。

 

 

 

終電もしくは始発で帰る、休みがない、残業時間をごまかすのは当たり前で、帰宅後も仕事をすることがあるが、朝には出勤しなければならない、そんな状況でした。

 

 

 

常にスケジュールに追われて、自分のタスクが終わっても、他の人の遅延分をこなさなければいけないので、終わることがない仕事でした。

 

 

 

ある日、急に心が折れてしまい、自席に座っていても、字が読めず、仕事にならない状態で、パニック状態になり、体調不良で、帰宅後に一切起き上がれなくなりました。

 

 

 

急に心が折れた、と書きましたが、今思うと前兆がありました。

 

 

 

理不尽な上司の態度と言葉に心が折れた

 

「ずっと胃が痛い」「頭がズキズキした痛みが続く」「食欲がなくなってくる」「疲れて帰宅しても就寝できない」「楽しいという気持ちがなくなる」などといった症状が、少しづつ大きくなっていきました。

 

 

 

仕事で他人がミスしても、自分が指摘できなかったからだと、全て自分の責任だと思い、自分を責め続けることもありました。

 

 

 

どうしても休日に出勤出来ない日が出来てしまい、事前に上司にその旨を伝えたときに、帰ってきた言葉で、心が完全に折れてしまった記憶がありますが、その言葉は忘れてしまいました。

 

 

 

翌日から体調不良で休みますと、2日間休んだのですが、連絡をいれているにも関わらず、上司から数十件の電話が鳴り、最後にメールで、「話せば元気になる!」と言われたときは、涙が止まりませんでした。

 

 

 

恋人に連れられ病院に

 

お風呂に入ることもできず、3日間布団にこもったままの私を見て、恋人が病院に連れて行ってくれました。

 

 

 

今でも、そのきっかけがなければ、病院に行くことがなかったと思うので、感謝しています。

 

 

 

鬱の診断書が出たことを上司に連絡すると、「診断書なんて誰でも出るし、1週間休めば元気になるから、休職しないで有給にしな!」と言われ、何度この人は心を折ってくるんだろうと、自暴自棄にもなりました。

 

 

 

最終的に休職し、恋人に「復職しても理解されない環境で、労働時間の考慮もされないから、転職した方が良い」と言われ、今では定時上がりの仕事をしています。

 

 

 

恋人がいてくれたから

 

鬱を克服するまで、起き上がることができない、食欲が全くなく、咀嚼も飲み込むことも億劫な状態の私に、飲むだけで栄養が取れるものを買ってきてくれたり、話すことすら出来ないときは、そっとしてくれたり、数日ぶりにお風呂に入ると、褒めてくれる恋人が傍にいてくれて助かりました。

 

 

 

恋人がいなければ、餓死してたんじゃないかと思うくらいです。

 

 

 

今でも恋人は、鬱の心境は全くわからないけど、出来ないものは仕方ないと思っていてくれてます。

 

 

 

理解はされなくても、それだけで十分なくらい救われます。

 

 

 

動けない自分を責めたこともありますが、担当医に、「玩具も充電しないと動かないのと同じだから、たくさん布団にこもって充電していいんだよ」と言葉をかけてくれたことも、自分を責めないようになったきっかけでした。

 

 

 

焦らずいっぱい布団にこもりましょう

 

無理をせずに、少しづつ布団から出る頻度を増やし、お風呂に入る頻度を増やし、外出する日数が増え、自然と体力も復活し、出来ることが多くなりました。

 

 

 

今でも不眠は残っていますが、仕事もできますし、日常生活に支障はありません。

 

 

 

再発率が高いことは知っているので、前兆となる症状が出た時には、必ず通院して再発防止をしています。

 

 

 

今鬱になっている人は、この文字すら読めないかもしれませんが、焦らずにいっぱい布団にこもりましょう。

 

 

 

焦ってやることを増やしても、悪化していくだけなので、自分のペースで、ゆっくりゆっくりと、自分の今の体調と向き合って克服していきましょう。

 

 

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