精神障害者手帳を取得、就労継続支援事業の作業所で働く

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働いていたパン屋さんはブラック企業

 

私は現在35歳です。

 

 

 

私がうつと診断されたのは、20代の頃のことです。

 

 

 

きっかけは20代の前半の時に、よくスーパーで売っている焼き立てパンを提供するパン屋さんで働いていました。

 

 

 

その時に、初めて過換気症候群という症状に見舞われた事です。

 

 

 

仕事は主にパンを焼くことで、朝早くから大量のパンを焼いていました。

 

 

 

パンはイースト菌が入っている為、時間が経ちすぎると、発酵しすぎて商品になりません。

 

 

 

その為、適切な発酵状態でパンをオーブンに入れて焼く必要があるのですが、朝の早い時間から開店までの時間は、大漁のパンを焼く必要があり、時間に追われる作業でした。

 

 

 

また、その会社はブラック企業で、常に人手が足りず、ハローワークで紹介された時や面接では、8時間の仕事という話でしたが、人手が足りないから残ってくれと言われることが多く、残業して更に3時間くらい働くことがよくありました。

 

 

 

それなのに、残業時には、時間給が1.25倍つくという、労働基準法に基づく決まりは無視されていて、通常の時間給しか支払われる事はありませんでした。

 

 

 

突然胸が苦しくなり、手足がしびれ…

 

そんな中で、冬の寒い時期に、体調がすぐれない中で、作業に追われていた時に、突然胸が苦しくなり、手足がしびれる症状に見舞われました。

 

 

 

仕事を早退させてもらい、病院に行くと、過換気症候群だと言われました。

 

 

 

いわゆる過呼吸といわれるものだと知りました。

 

 

 

それから頓服という形で、安定剤を処方されるようになりました。

 

 

 

その後も、たびたび過呼吸になるようになってしまい、その仕事は辞めることにしました。

 

 

 

それからというものの、気分がふさぎがちになり、なかなか仕事に就くことが難しくなりました。

 

 

 

精神障害者手帳の3級を取得し、就労継続支援事業A型の作業所で働く

 

また予期不安という、また過呼吸が起こるのではないかという不安が常にあり、困った挙句に、内科ではなく精神科を受診する事にしました。

 

 

 

それからは頓服の安定剤だけではなく、抗うつ剤も処方されました。

 

 

 

それからは、抗うつ剤を毎日服用しながら、仕事をするようになりました。

 

 

 

抗うつ剤を飲んでいると、予期不安に襲われる事は無くなりましたが、やはり時間に追われるような仕事では、過呼吸になる事があり、仕事に就いては辞めるということを、何度か繰り返しました。

 

 

 

それから10年以上の月日が経ち、現在は、精神障害者手帳の3級を取得して、就労継続支援事業のA型の作業所で働いています。

 

 

 

最近は過呼吸になる事も無くなりましたが、冬の寒い時期などは、抑うつ状態が強くなる傾向にあります。

 

 

 

仕事を転々としながらも、精神科には通い続けています。

 

 

 

ただ初めにかかっていた精神科は、途中で他の病院に変えました。

 

 

 

セカンドオピニオン

 

それは先生の処方の仕方というか、処方薬が適切ではない気がして、精神保健福祉センターに相談した時に、私の担当になった方が、「いろんな人から良いと評判だと言われている」という病院に、まずはセカンドオピニオンとして受診してみました。

 

 

 

受診してみると、先生の話し方が丁寧で、処方薬の選定がとてもよく、自分に合っていたので、それからは、そこの病院にだけ通う様になりました。

 

 

 

今は、自分に一番合った薬が処方されていると思います。

 

 

 

A型の作業所には、自分の意志で就労しました。

 

 

 

様々な仕事を転々としてきた中で、自分の限界を感じ、時に自暴自棄になってしまい、周りの人に迷惑をかけてしまった経緯などもあり、自分は一般就労で働くよりも、障害者として働いた方が良いのでは無いかという考えに至りました。

 

 

 

賃金的には、一般就労と比べると、やはり少ないですが、精神的な病に対して理解があり、個別に支援計画なども立ててくれますので、鬱を患った人間としては、非常に助かっています。

 

 

 

また時間に追われるようなことは無いですし、調子が悪い時は早退する事もできるので、今の自分には無理なく働けるという意味で、とても合っている職場です。

 

 

 

現在も月に2回の通院をしながら日々を送っていますが、日常生活の中では、自分に負荷が掛かり過ぎることがないので、今は落ち着いた生活を送っています。

 

 

 

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