「今この一瞬をよりよく過ごす、楽しく過ごす」希望を持って!必ず治るから!!

スポンサーリンク




会社でのパワハラ、セクハラからうつを発症

 

私は47歳から2年間、ひどいうつを患いました。

 

 

 

ちょうど更年期にさしかかっていた時期だと思います。

 

 

 

多くの方がそうであるように、うつはさまざまな要因が複雑に絡み合って発症するものだと思います。

 

 

 

私の場合は、直接の誘発原因は、会社でのパワハラ、セクハラでした。

 

 

 

それに加えて、シングルマザーで頑張って育ててきた娘が高校3年で、大学進学をひかえていました。

 

 

 

そして、更年期によるホルモンバランスの不調です。

 

 

 

これらが複合的に絡み合い、夏前からだんだん元気がなくなり、何もやる気がなくなり、ついには疲れ果てて、起き上がれなくなってしまいました。

 

 

 

会社に診断書を出し休職

 

一番苦しかったのは、ここで私が倒れ働けなくなったら、収入が途絶えて、娘を進学させてやれないのではないかということでした。

 

 

 

しかし、どうしようもありません。

 

 

 

精神科クリニックに行くと、すでに中程度のうつ病で、2カ月は休職するように言われました。

 

 

 

もうなるようにしかならないと考え、会社に診断書を出し、休職しました。

 

 

 

うつ病だと会社に知られることは、当時としてはまだまだ抵抗がある時代でした。

 

 

 

このまま退職に追い込まれるのではないか、またうつ病は再発率が高いと言われており、一生うつを繰り返す人生になるのでは、という恐怖に苦しみました。

 

 

 

けれど私は、約3カ月から半年で、相当よくなりました。

 

 

 

完全にうつが治ったと言い切れるには、2年ほどかかりました。

 

 

 

「きょうのうつレベル」

 

もし、うつで今苦しんでおられる方がいましたら、絶対克服できるから、希望を持ってと言いたいです。

 

 

 

私は2カ月、休職しました。

 

 

 

その間、定期的にクリニックに通い、抗うつ剤を正しく服用しました。

 

 

 

それと同時に、毎日「きょうのうつレベル」というスケールをつけました。

 

 

 

5段階で、その日のうつ度を、自分なりに数値化することです。

 

 

 

4、5のうつ度の高い日には、何があったか、何がきっかけでうつ度が高くなったかを日記に記しました。

 

 

 

逆に体調がいい日は、どんないいことがあったかを記しました。

 

 

 

これを半年ほど続けると、うつ度が高くなるには、それなりの傾向があることがわかりました。

 

 

 

「今この一瞬をよりよく過ごす、楽しく過ごす」

 

 

具体的には、気温の変化が激しい日や風が強い日は、気持ちがとても不安定になりやすかったです。

 

 

 

また、会社の特定の上司の言葉に、非常に反応しやすくなっている自分がいました。

 

 

 

そして、頑張って頑張って努力するという生き方を、根本的に見直すことにしました。

 

 

 

それまでは、人生は自分で切り開くものという価値観を持っていたと思います。

 

 

 

けれどうつになってからは、今この一瞬をよりよく過ごす、楽しく過ごす、というふうに考え方を変えることにしました。

 

 

 

そうすると、次によりよい展開が自然に開けるものだと考えました。

 

 

 

自分の強い意思で現実をコントロールしようとするのではなく、今をよりよく過ごす、その後はものごとが自然に向こうからやってくるという考え方です。

 

 

 

これでかなり楽になりました。

 

 

 

涙ぐましい努力

 

また、ヨガや呼吸法をはじめました。

 

 

 

どんなときも、息を長くゆっくり吐くという癖をつけるようにしました。

 

 

 

快晴が見込まれる休日には、早起きして高台に日の出を見に行くようにしました。

 

 

 

朝日はすばらしいパワーがあると信じています。

 

 

 

朝日を浴びると、プラスのエネルギーに包まれる感じがします。

 

 

 

また知り合いのボイスドレーナーに、月1回歌のレッスンを受けたのがよかったと思います。

 

 

 

複式呼吸で気持ちよく声を出すというのは、実は非常に自分で自分を癒やす効果があると思います。

 

 

 

こんなふうに、ちょっと涙ぐましいくらい、2年間ほど努力しました。

 

 

 

薄皮がはがれていくように、必ず治る

 

その当時の気持ちとしては、何としてもうつを治す、うつを再発させないという強い意思でした。

 

 

 

うつ克服には、パニックになっている自分を、高いところからながめるもうひとりの自分を獲得することが大切です。

 

 

 

メンタルな病気ですが、フィジカルな習慣付けによって、そうした冷静な自分を生み出すことが必ずできます。

 

 

 

私は、現在も大切にしているのは、つねにもうひとりの自分をもつこと、身体の内部の声に耳を澄ませていることです。

 

 

 

うつに苦しんでおられる方、大丈夫です。

 

 

 

薄皮がはがれていくように、必ず治っていきます。

 

 

 

希望をもっていただきたいです。

 

 

 

スポンサーリンク