一人で闇を抱え、周囲に相談もできず…

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「今すぐ消えてなくなりたい」

 

うつになった際に頭にあったのが、「今すぐ消えてなくなりたい」「死にたい」ということでした。

 

 

 

それ位、精神状態が参っていました。

 

 

 

うつになった自分が凄く不甲斐なくて、情けなくて、生きている価値なんてないと思っていましたし、自分なんていう人間はダメだ、最低だと思っていました。

 

 

 

「うつになったイコール自分は何もできないダメ人間」というイメージを自分の中で勝手に付けてしまい、周りのことも見えず、自分のことも分かっていませんでした。

 

 

 

うつになっていた頃は、生きているのがやっと、呼吸しているのがやっと、立っているのがやっとという状態で、生きた心地がせず、何も頭が働かず、その場で物事を判断したり、考えたり、決めたりが全くできませんでした。

 

 

 

「もうここから出ることはできない」

 

当時働いていた職場では、うつに対してマイナスなイメージを持っている人が多く、仕事ができないなら辞めてくれないか、という空気の中で、毎日を過ごしていました。

 

 

 

辞められるなら辞めたいが、自分に負けたくないという気持ちも若干残っていて、惰性だけで生き残っているといった感じでした。

 

 

 

プライドが許さないというのもあり、辞めると、自分から根を上げてしまうことは全てを失う、もうおしまいとその時は考えていました。

 

 

 

うつになった自分を責め、存在すら認めたくないのに、変なプライドを持ってしまい、働けなくなったら人間ではないという偏った思考で、死にたいと思っていながら、生きなくてはという思考回路が、メチャクチャでショート寸前、むしろショートしていたように思います。

 

 

 

苦しくて、暗闇の中にいる感覚で、もうここから出ることはできないと、毎日泣いていました。

 

 

 

一人で闇を抱え、周囲に相談もできず…

 

今までできていたこと、これまでやっていたことが出来なくなり、その場で覚えられなくなり、何回も同じところで分からなくなり、記憶が無くなってしまうような感覚もありました。

 

 

 

記憶として残すことが出来なくなり、メモをしてもメモしている内容が支離滅裂で、何を書いているのかが分からなくなって、イライラする毎日でした。

 

 

 

そんな状態で仕事をしていたので、周りからも「変わり者」「頭がおかしくなった」と距離を置かれるようになり、孤独でした。

 

 

 

味方も一切いなく、周りが敵だらけで、一人で闘っていたのを考えると、今だから言えますがゾッとします。

 

 

 

一人で闇を抱え、周囲に相談もできずに、辛い気持ちで過ごしていた日々を、今でも忘れる事はできません。

 

 

 

相談したくても、何を言ったら良いのかもわからない状態で、どうせ自分のことなんて分かってくれないし、理解してもらえないと言う気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

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