睡眠障害と食欲の減退 2週間続けばすぐ診察

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歯磨き、洗顔、入浴、食事でさえも億劫に感じ…

 

うつ病は、やる気の減退や体が鉛のように重く感じるだるさが大きな特徴です。

 

 

 

そして、正式な診断基準では、その状態が二週間以上続くことが、「うつ病」であるかどうかの分かれ目となります。

 

 

 

普通の人でも、「今日はだるいな。学校行きたくないな。」とか、「体が重く、動くのも嫌だ。」と感じることはよくあると思います。

 

 

 

普通なら長くて三日くらいで、そのような状態から回復しますが、うつ病の人は、そんなだるさや体の重さが毎日続き、基本的に布団で寝たきりの状態で生活します。

 

 

 

歯磨き、洗顔、入浴、食事でさえも億劫に感じ、日常生活もままならなくなります。

 

 

 

早めに気づくことが大事

 

うつ病は、基本的には半年ほどで病状が楽になる病気ですが、中には一年以上など、長期化するケースもあります。

 

 

 

精神医学の専門書や論文では、一生うつ病と付き合うことになる人もいます。

 

 

 

よく言われていることとして、うつ病になったときに、なるべく早く医療機関に受診し治療を始める方が、うつ病状態から早めに回復し、社会復帰しやすくなります。

 

 

 

そのため、自分がうつ病ではないかと、早めに気づくことが大事なポイントとなるのです。

 

 

 

今回は、私の体験を通して、うつ病状態、あるいはうつ病の前触れとなる徴候を記載しようと思います。

 

 

 

睡眠障害

 

私の場合、大きな徴候としては、睡眠障害と食欲の減退がみられました。

 

 

 

前者の睡眠障害ですが、これは単純に眠れなくなることです。

 

 

 

もう少し詳細に述べると、私は寝付きが非常に悪くなりました。

 

 

 

寝る時間になって布団に入り、寝入るまでの間が1時間くらいかかり、ひどいときには寝入るまで3時間かかったこともありました。

 

 

 

そして、ついには全く眠れずに朝を迎えるようになり、医療機関に相談することになりました。

 

 

 

そこで、睡眠薬(眠剤)を服用しないと眠れない生活となります。

 

 

 

食欲の減退

 

次に、後者の食欲の減退ですが、私の場合は食事量が大幅に減りました。

 

 

 

食パン一枚でも多いと感じるくらいでした。

 

 

 

食事を取らない日もありました。

 

 

 

体重も激減し、身長170cmの私の体重は、40キロ代にまで減ったくらいです。

 

 

 

このような症状がある場合、あるいはあるのではないかと心配になった場合には、できるだけ早めに医師に相談する方がいいと思います。

 

 

 

うつ病は、想像を絶するほど辛くしんどい病です。

 

 

 

動くのもだるく、中には自殺をされる方もいらっしゃるくらいです。

 

 

 

少しでも、体に異変を感じたら…

 

今回、特に、睡眠と食事を取り上げたのは、うつ病になる方に頻繁にみられる徴候であり、かつ一般的なイメージとは少しはなれているのではないかと思ったからです。

 

 

 

一般的なうつ病のイメージは、「ネガティブなことを常に考えている」というような印象ではないでしょうか。

 

 

 

実際のうつ病は、「死にたいなど、ネガティブなことが一日中頭に浮かぶ」というのも症状としてありますが、主に心よりは、睡眠や食事のように、体に症状が現れてきます。

 

 

 

私の体験談が、少しでも、みなさまのお役に立つことができれば幸いです。

 

 

 

少しでも、体に異変を感じたら、医療機関に相談に行ってください。

 

 

 

早めの対処で、後の症状に大きく違いが出てきます。

 

 

 

うつ病は「心の風邪」などと言われておりますが、風邪ほど生やさしいものではなく、実際には体に症状が、まず出てくることを知っていただければうれしく思います。

 

 

 

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