高校生で発症 うつの人と一緒に暮らす
私は高校生の時に、うつ病になりました。
親は厳しく、何があろうと高校だけは卒業しろと言うことで、引きこもりたくてもできず、無理矢理学校に通い、バイトもしていました。
毎日毎日大勢の人のところに行かなきゃいけないストレスや、不眠で毎日2時間寝れるかどうかの生活、周りにはあまり気付いてほしくないと思い、出来る限りの元気を出して、毎日作り笑いをしていました。
そんな私が、きちんとうつ病と向き合い、克服出来たのは、周りにうつ病の方がいたこと、うつ病の体験をした事のある人の記事を読んでたこと、学校やバイトの休みの日は、思いっきり自分の好きなことをしたことです。
1番は周りにうつ病の人がいて、一緒に暮らしていたことで、上手く向き合えたことが、克服できた1番の鍵だったと思います。
その家族と一緒に…
私の知り合いのうつ病の方は、結婚されていて、子どもも4人いる家庭でした。
最初は、嫌で嫌でたまらなかったです。
ですが、うつ病に対して理解があまりできなかったり、うつ病の方と関わったことのない私の実の両親と暮らすより何倍も楽でした。
私の気分がさがり引きこもってると、子供たちが、「無理しないでね。大きい独り言言ってていいよ。」など言ってくれたり、うつ病のお母さんと2人で、お互い気分がいい時は、買い物や料理をしたりして、好きな時間を過ごしました。
薬が切れてしまうと、暴れ始めてしまったりも多々ありました。
ですが、長年うつ病の奥さんと二人三脚で頑張ってきた旦那さんが、すごく理解ある方で、その時々の対処をきちんとしてくれ、いろいろ助けていただき、家族みんなからいろいろな話をきき、はげましていただいたおかげで、向き合うことができました。
自分でちゃんと認めて、周りの支えがあると…
周りの人は、うつ病と聞くと関わりを切ったり、私はその当時高校生でしたので、自分がうつ病ということを認めたくないと言うのもあり、向き合えていませんでしたが、その家族にあい、うつ病の方と一緒に暮らして、嫌でも自分がその方と一致して認めざるをえなくなりました。
自分で1度ちゃんと認めて、周りの支えがあると、治したいという気持ちになり、そこではじめて向き合って、早く治して好きなことをたくさんしたいと思うようになりました。
そのころには、自分の気分のいい時や悪い時などに何をしてるか、何を考えてるかなど、自分でもわかるようになりはじめ、元々独り言が多い私は、家で常に独り言を言うようになりました。
その独り言は、家族の誰かが聞いてくれていて、誰かがいたので安心感がありました。
そのおかげで、今まで溜め込んでいたいたものが少なくなり、身軽になり始めていき、好きなことができる時間も増え、自主的に外に出れるようになって来てからは、回復スピードが早く、奥さんと協力しながら、回復することに成功しました。